【Windows&Mac】iPhoneを外付けSSDに直接バックアップする方法
iPhoneを外付けSSDに直接バックアップする方法を知っていますか?この記事では、Windows&MacでiPhoneを外付けハードドライブにバックアップする3つのベストな方法を紹介します。読み進めてください!
iPhone 外付けSSDへ直接バックアップできるか
● iPhoneに保存している画像・動画を、マックを経由せずに外付けSSDへ直接バックアップさせることは可能なのでしょうか?その際に必要となるアダプター・ケーブルがあれば、アドバイスをお願いします。
● Macに外付けSSDを接続して、その中にバックアップを取る方法はありませんか?Macの容量が少ないので、外付けにバックアップがしたいです。
- Apple コミュニティからの質問
なぜiPhoneを外部SSDにバックアップしたいか?
iPhoneを外部SSDにバックアップすることで、データを安全に保管でき、バックアップを持ち運ぶことができ、ファイルへの簡単なアクセスと復元が可能になり、複数のデバイスとの互換性が確保されます。以下の場合にiPhoneを外部SSDにバックアップする必要があります。
- PCの容量不足を回避するため:iPhoneには写真、動画、ファイル、アプリなどの多くのデータが含まれることがよくあります。PCのストレージ容量が不足している場合は、iPhoneのバックアップを外部HD/SSDにバックアップして、PCのストレージが不足することを回避できます。
- iPhoneのストレージを解放するため:iPhoneには限られたストレージ容量があり、データが増えるにつれてストレージの制限に直面することがよくあります。iPhoneのデータを外部SSD/HDDに移動することで、ストレージ容量を効果的に解放し、写真を撮影したり、アプリをダウンロードしたり、ファイルを保存したりする際にストレージ容量が不足する心配をせずに済みます。
なぜiPhoneをSSDにバックアップする必要があるかをおわかりました。では、どうすればWindows&MacでiPhoneを外部SSD/HDDにバックアップするのでしょうか?以下に3つの方法を紹介しており、その中から1つ選んでiPhoneのバックアップを作成できます。詳細は下にスクロールしてご確認ください。
パソコンでiPhoneを外部SSDに直接バックアップ(簡単かつ迅速)
iPhoneのデータを外部SSDに直接バックアップする最良の方法は、サードパーティツールのFoneToolを使用することです。FoneToolは、無料で信頼性の高いバックアップと転送ツールです。
FoneToolを使用することでパソコンのスペースを確保し、iPhoneのバックアップを外部ストレージデバイスに安全かつ迅速に保存できます。FoneToolのさらなる利点は以下の通りです:
- 直接バックアップ:FoneToolでは、iPhoneデータを直接外部SSDにバックアップできるため、コンピュータ上の中間ストレージの必要性がありません。
- 個別バックアップ:FoneToolを使用すると、iPhoneを選択的にバックアップできます。これにより、バックアッププロセスをカスタマイズし、外部SSDのストレージスペースを節約できます。
- 暗号化とセキュリティ:バックアップの暗号化オプションを有効にすることで、パスワードでバックアップを保護し、機密データに追加のセキュリティレベルを追加できます。
- 復元と転送:FoneToolを使用して、外付けHDDからiPhoneをバックアップ&復元することができます。また、FoneToolを使用してiPhone間やデバイス間でデータを転送することもできます。
ダウンロードボタンをクリックしてFoneToolをPCにインストールし、以下の手順に従ってiPhoneを外付けハードドライブWindowsにバックアップします。
ステップ1:USBケーブルでiPhoneと外付けSSDをパソコンに接続します。FoneToolを実行>メインインタフェースから「データバックアップ」を選択>「個別バックアップ」を選択>「バックアップ開始」をクリックします。
ヒント:または、「完全バックアップ」オプションを選択してiPhoneの完全バックアップを作成することもできます。
ステップ2:各アイコンをクリックして、iPhone上の必要なファイルをプレビューして選択>「確認」をクリックして、バックアップするファイルを確定します。
ステップ3:「バックアップストレージパス」で外付けSSDのパスをバックアップ先として選択>「バックアップ開始」をクリックしてバックアッププロセスを開始します。
もちろん、外付けSSDのほか、FoneToolは外付けHDD、USBメモリにiPhoneの写真、動画、音楽などのデータをバックアップおよび転送することもできます。
iTunes/Finderバックアップの保存先を外部SSDに変更
iTunesやFinderのバックアップを外部SSDに保存するには、デフォルトのバックアップ保存先を外付けSSDに変更する必要があります。WindowsとMacでそれぞれ方法が異なりますので、以下で詳しく説明します。
WindowsでiTunesバックアップの保存先を外付けSSDに変更する方法
Windowsの場合、「シンボリックリンク」という機能を使って、iTunesのバックアップ保存先を外付けSSDに変更できます。
ステップ1:まずは、iTunesのバックアップフォルダを確認します。通常、iTunesでのバックアップフォルダは以下に保存されています:「C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup」
ステップ2:外付けSSDに新規フォルダを作成(例:iTunes_Backupと名づける)し、iTunesのバックアップフォルダを作成した外付けSSDのフォルダ内に移動します。
ステップ3:Windowsのコマンドプロンプトを管理者権限で開き、以下のコマンドを入力します:「mklink /J "C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup" "[外付けSSDのドライブ名]:\[iTunes_Backup]"」
ステップ4:このコマンドにより、シンボリックリンクが作成され、iTunesは外付けSSD上のフォルダをバックアップフォルダとして認識するようになります。iTunesで新しいバックアップを作成し、外付けSSD内にデータが保存されているかを確認します。
MacでFinderバックアップの保存先を外付けSSDに変更する方法
Macでは、「ターミナル」を使用してシンボリックリンクを作成し、バックアップ先を外付けSSDに変更します。Finderで行うバックアップもこの方法で外付けSSDに保存できます。
ステップ1:Finderのバックアップフォルダを確認します。Finderでのバックアップフォルダは以下に保存されています:「/Users/[ユーザー名]/Library/Application Support/MobileSync/Backup」
ステップ2:外付けSSDに新しいバックアップフォルダを作成(例:Finder_Backupと名づける)し、Finderバックアップフォルダを外付けSSDの新しいフォルダに移動します。
ステップ3:ターミナルを開き、以下のコマンドを入力してシンボリックリンクを作成します:「ln -s /Volumes/[外付けSSDの名前]/Finder_Backup /Users/[ユーザー名]/Library/Application\ Support/MobileSync/Backup 」
ステップ4:このコマンドで、MacのFinderが外付けSSD内のバックアップフォルダをデフォルトとして認識するようになります。Finderで新しいバックアップを作成し、外付けSSD内にデータが保存されているかを確認します。
- 注意点
- シンボリックリンクを設定後は、外付けSSDが接続されていないとバックアップ先が見つからず、エラーが発生するため、バックアップ時には外付けSSDを必ず接続しておく必要があります。
- バックアップの保存先フォルダに適切なアクセス権限がないとエラーになる場合があるので、外付けSSDのフォルダのアクセス権限を確認しておきましょう。
- 外付けSSDに移動したバックアップが何らかの理由で破損することもあるため、別の場所にも重要なバックアップを保存しておくと安心です。
iTunes/FinderでiPhoneを外付けSSDにバックアップする手順
ステップ1:最新のiTunesをダウンロード>USBケーブルでiPhoneをPCに接続し、外部SSDをコンピュータに接続します。
ステップ2:iTunesのバックアップ場所を外部SSDに変更>iTunesを起動>左のペインで電話の形のアイコンをクリックします。
ステップ3:「概要」を選択>バックアップをすぐに開始するには、「今すぐバックアップ」ボタンをクリックします。
iPhone専用の外付けSSDにデータを直接バックアップ(PCなし)
iPhone専用の外付けSSDにデータを直接バックアップする方法について、iPhone15以降のモデルとiPhone14までのモデルで手順が異なるため、両方の方法を別々に紹介します。
iPhone 15以降のモデルを外付けSSDにバックアップする方法
iPhone 15以降のモデルでは、USB-Cポートを搭載しているため、外付けSSDとiPhoneを直接接続してデータをバックアップすることができます。以下はその手順です。
- iPhone 15以降のモデル
- USB-C対応外付けSSD
- Lightning to USB-CケーブルまたはUSB-Cケーブル(SSDがUSB-Cの場合)
- iOS 16以降のバージョンがインストールされていること
ステップ1:まず、外付けSSDをiPhoneに接続します。iPhoneにUSB-Cポートがあるので、USB-C対応の外付けSSDを使用するのが最も簡単です。
ステップ2:iPhoneのUSB-Cポートに、外付けSSDをUSB-Cケーブルで接続します。接続後、「ファイル」アプリが自動的に開き、接続されたSSDがここに表示されます。
ステップ3:iPhoneの「写真」アプリまたは「ファイル」アプリでバックアップしたいデータ(写真、ビデオ、書類など)を選択し、外付けSSDにドラッグ&ドロップすることでバックアップが完了します。
ステップ4:データが外付けSSDにコピーされたら、ファイルが正しく保存されているかを確認します。バックアップが完了したら、iPhoneからSSDを安全に取り外します。
iPhone 14までのモデルを外付けSSDにバックアップする方法
iPhone 14までのモデルはLightningポートを搭載しているため、USB-C接続は使用できません。しかし、Appleの「Lightning - USB3カメラアダプタ」を使用することで、外付けSSDにデータをバックアップできます。以下の手順を参考にしてください。
- iPhone 14以前のモデル
- Lightning - USB3カメラアダプタ(Apple製)
- 外付けSSD(USB-A対応)
- USB-Aケーブル
- iOS 15以降のバージョンがインストールされていること
ステップ1:「Lightning - USB3カメラアダプタ」を準備し、外付けSSDをこのアダプタに接続します。Lightning - USB3カメラアダプタをiPhoneに接続します。アダプタを介して外付けSSDをiPhoneに接続します。
ステップ2:iPhoneに接続すると、「ファイル」アプリが自動的に開き、外付けSSDが表示されます。
ステップ3:iPhoneの「写真」アプリや「ファイル」アプリでバックアップしたいデータを選び、外付けSSDにコピーします。データの移動は、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで完了します。
ステップ4:バックアップしたデータが外付けSSDに正常に保存されたことを確認します。バックアップ後は、iPhoneからSSDを安全に取り外してください。
- 注意点:
- iPhone 15以降では、直接USB-Cポートを介して外付けSSDを接続できますが、iPhone 14以前のモデルでは、追加のアクセサリ(Lightning - USB3カメラアダプタ)が必要です。
- 外付けSSDによっては、iPhoneで認識されない場合があるため、SSDがiPhoneとの互換性があるか確認することが重要です。
- PCやiCloudへのバックアップと違って、外付けSSDではiPhoneの設定などを含むシステム部分をバックアップすることはできません。そのため、主なバックアップ用途としては写真・動画、ダウンロードした文書ファイルなどが対象です。
- 転送途中で、「このアクセサリは電力使用量が大きすぎます。」というエラーメッセージが表示されるかもしれません。iOSアップデートやファームウェアアップデートで解消できるはずです。
よくある質問(FAQ)
以下は、iPhoneを外部SSDにバックアップする方法に関するよくある質問の回答です。ご覧ください!
1. iPhoneのバックアップはHDDかSSDのどちらがいいですか?
iPhoneのバックアップにはHDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)どちらも利用できますが、それぞれにメリットとデメリットがあり、用途やニーズに応じて選ぶことが大切です。
HDDはSSDに比べて1GBあたりの価格が安いため、大容量のデータを低コストで保存したい場合に向いています。データの書き込み回数に制限が少なく、適切に保管すれば長期間データを保存するのに適しています。一方、SSDはHDDよりも価格が高く、同じ容量で比較すると割高になるため、コストを考慮する必要があります。SSDは書き込み回数に制限があるため、頻繁に書き換えを行う用途では耐久性に影響が出る場合があります。
SSDはフラッシュメモリを使用しているため、HDDに比べて圧倒的に速いデータ転送速度を持ち、iPhoneの大容量データのバックアップも短時間で完了します。それに比べ、HDDは機械的な部品でデータの読み書きを行うため、SSDに比べて転送速度が遅いです。バックアップの際、データ量が多いと時間がかかります。
結論として
- 短時間でのバックアップが必要な場合や、頻繁に持ち運ぶ必要がある場合はSSDが適しています。 SSDは転送速度が速く、衝撃にも強いため、モバイル環境での使用や短時間でのバックアップが求められるシーンに最適です。
- コストを抑えつつ長期的に大容量のバックアップを行いたい場合はHDDが適しています。 データ量が多く頻繁にアクセスしない場合、HDDの方がコストパフォーマンスが良く、安定した保存が可能です。
バックアップを行う環境や使用頻度、予算に応じてHDDとSSDのどちらを選ぶか決めると良いでしょう。特にiPhoneの定期的なバックアップを簡単に行いたい場合には、SSDの方が便利で、効率的です。
2. iPhoneのバックアップに外部SSDでどれだけのストレージ容量が必要ですか?
外部SSDで必要なストレージ容量は、iPhoneデータの総サイズによって異なります。iPhoneの「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で現在の使用容量を確認できます。これがバックアップのデータ量に近い指標となります。または、現在のiPhoneバックアップのサイズをiTunesやFinderで確認し、外部SSDに十分なスペースがあることを確認することもできます。
推奨されるSSD容量
- 128GB SSD:iPhoneの容量が64GBまでの方に最適。ある程度の余裕があり、1~2世代分のバックアップが可能。
- 256GB SSD:iPhoneの容量が128GBまでの方に推奨。多くの写真や動画を保存している場合にも対応可能。
- 512GB SSD:iPhoneの容量が256GBや512GBの方に適しています。バックアップの保存期間を長くしたい方や、複数デバイスをバックアップする場合にも対応できます。
3. 外部SSDから直接iPhoneバックアップにアクセスして復元することはできますか?
はい!外部SSDから直接iPhoneバックアップを見つけて復元することができます。SSDをコンピュータに接続>iTunesまたはFinderを開く>外部SSDをバックアップ元として選択し、iPhoneデータを復元します。
まとめ
これでWindows&MacでiPhoneのデータを外部SSDに直接バックアップする方法についての説明は終わりです。iPhoneをバックアップするためにiTunesを使用するのは良い方法ですが、ネットワーク接続の問題により「iTunesのバックアップが進まない」問題に簡単に遭遇する可能性があります。また、iTunesのバックアップ場所を変更することが難しいと感じる場合は、FoneToolを使用してiPhoneを直接外部SSDにバックアップすることもできます。ぜひFoneToolを試してみてください!
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