この記事は、iTunes以外でiPhoneからiPhoneにデータを移行する方法について説明します。すべてのデータを移行したい場合でも、選択したファイルを転送したい場合でも、この記事でその方法を見つけることができます。
iPhoneを長期間使っているユーザーなら、iTunesで新しいiPhoneにデータを移行することができることをご存知でしょう。この移行プロセスは、iTunesのバックアップを新しいiPhoneに復元することです。まず古いiPhoneをiTunesにバックアップしてから、バックアップを新しいiPhoneに復元します。ただし、バックアップ全体を作成したり、すべてのデータを移行したりしたくない場合があります。では、iTunes以外でiPhoneのデータを移行する方法はあるでしょうかか?答えはイエスです!
iTunesなしでiPhoneからiPhoneにデータを移行する方法は3つあります。状況に応じて、最適な方法を選択できます。これらの方法はすべて、古いiPhoneから新しいiPhone 15/14/SE(第3世代)/13/12にデータを移行するために適用します。
ここでは、それぞれの方法を簡単に比較して、適切な方法を選択するのに役立つかもしれません。
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完全転送 |
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選択転送 |
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メディアファイルの転送 |
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データ消去なし |
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× |
× |
異なるApple ID間の転送 |
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× |
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無線転送 |
× |
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FoneToolは、Windows PCユーザー向けのプロのiOSデータ管理ツールです。すべてのデータ、または選択された写真、連絡先、メッセージをiPhoneから別のiPhoneに移行するのに役立ちます。
FoneToolは、次のような場合に役立ちます。 ◆ 古いiPhoneから新しいiPhoneにすべてのデータを移行 ◆ iPhoneからiPhoneに必要なファイルだけを転送 ◆ バックアップなしでiPhoneからiPhoneにデータを移行 ◆ 異なるApple IDのiPhoneからiPhoneにデータを移行
このツールは、すべてのiOSバージョンでうまく機能します。ダウンロードボタンをクリックして、FoneToolを入手し、以下のステップに従って、iTunes以外の方法でiPhoneからiPhoneにデータを引き継ぎます。
FoneToolの「iPhoneからiPhone」転送機能は、古いiPhoneから新しいiPhoneにすべてのデータを移行することができます。
※ 注:この方法は2本のUSBデータケーブルが必要です。USBデータケーブルが1本しかない場合は、「データバックアップ」の「完全バックアップ」機能を利用して、古いiPhoneを完全バックアップしてから、「バックアップ管理」でバックアップを新しいiPhoneに復元できます。
ステップ 1. FoneToolを起動します。USBケーブルで2つのiPhoneをコンピュータに接続します。
ステップ 2. 「データ転送」>「iPhoneからiPhone」を選択します。
ステップ 3. ソースデバイスとターゲットデバイスを確認します。バックアップの暗号化を有効にして、「転送開始」をクリックします。
全体転送のほかに、FoneToolは選択転送もサポートします。データを消去せずに、選択したファイルをiPhoneから別のデバイスに転送することができます。初期設定後、iPhoneからiPhoneにデータを移行したい場合は良い選択です。
転送を完了するための2つのステップ:古いiPhoneからパソコンにデータを移行>パソコンから新しいiPhoneにデータを移行します。
ステップ 1. 古いiPhoneからパソコンにデータを移行する
● FoneToolを起動し、古いiPhoneをプラグインします。
● ホームインターフェイスで、「データ転送」>「iPhoneからPC」オプションをクリックします。
● プラスアイコンをクリックして、必要なデータを選択し、「確認」をクリックして続行します(ここでは「写真」を選択)。
● 「転送設定」でデータを保存するパスを選択>「転送開始」をクリックして、古いiPhoneのデータをコンピュータに保存します。
ステップ 2. パソコンから新しいiPhoneにデータを移行する
● 古いiPhoneを抜いて、新しいiPhoneに接続します。「データ転送」>「PCからiPhone」オプションを選択します。
● フォルダアイコンをクリックして、古いiPhoneからエクスポートされたデータを選択します。
● 最後に、「転送開始」をクリックして、データを新しいiPhoneにインポートします。
新しいiPhoneを初期設定していない場合、クイックスタートを使ってデータをワイヤレスで移行することができます。初期設定中に転送を完了でき、古いiPhoneから新しいiPhoneを初期設定したい場合にお勧めの方法です。
クイックスタートは、iOS 12.4以降のバージョンにのみ対応します。また、新しいiPhoneのシステムバージョンは古いiPhoneより高い必要があります。
クイックスタートでiPhoneからiPhoneへデータを移行する手順
ステップ 1. 新しいiPhoneの電源を入れます。
ステップ 2. 新しいiPhoneを古いiPhoneに近づけ、古いiPhoneにクイックスタートの画面が表示されるのを待ちます(Bluetoothがオンになっていることを確認します)。
ステップ 3. 「続行」をタップし、Apple IDを確認します。
ステップ 4. 新しいiPhoneにアニメーションが表示されたら、古いiPhoneでアニメーションを撮影します。その後、新しいiPhoneがアクティベートされるまで待ちます。
ステップ 5. 新しいiPhoneでパスコードを入力し、指示に従ってFace IDやTouch ID、iMessagesなどの設定を行います。
ステップ 6. 「”iPhone”からデータを転送」画面で、「続ける」をタップして開始します。
データの移行が終わるまで、2台のiPhoneを電源につないだまま、互いに近付けておいてください。転送にかかる時間は、ネットワークの状況や転送するデータ量など、さまざまな要因によって変わってきます。
また、iCloudを使用してiPhoneからiPhoneにデータを移行することもできます。iCloudのデータ移行プロセスはiTunesと似ています。まずバックアップを作成し、そのバックアップを新しいiPhoneに復元します。異なっているのは、iCloudすべてのステップはiPhoneで行われることです。
iCloudバックアップを作成する
古いiPhoneで、「設定」>「アカウント」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」に進み、「iCloudバックアップ」をオンにして、すぐにバックアップを作成します。
iCloudバックアップをiPhoneに復元する
● すでに新しいiPhoneを初期設定している場合は、「設定」>「一般」>「iPhoneを転送またはリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」でデバイスを消去します。
● 「Appとデータ」画面にアクセスするまで、新しいiPhoneを初期設定し、「iCloudバックアップから復元」を選択し、以前作成したバックアップを選択します。
以上、iTunes以外でiPhoneからiPhoneへデータを移行する方法でした。もし、バックアップからiPhoneに復元したくないなら、サードパーティツールのFoneToolとクイックスタートを利用することをお勧めしますい。FoneToolはUSBケーブル経由ですべてのデータまたは選択されたデータを移行でき、クイックスタートはすべてのデータをワイヤレスで移行できます。
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