Windows 11/10パソコンでHEICファイルの開き方

HEICファイルとは

iOS 11以降、AppleはデフォルトでHEIC画像を使用し始めています。HEIC（High Efficiency Image Coding）ファイル形式は、AppleがiOS 11およびmacOS High Sierraから導入した画像フォーマットで、HEIF（High Efficiency Image Format）標準に基づいています。iPhoneやiPadで写真を撮影すると、その画像がHEICファイルとして保存されます。高度な圧縮技術により、HEIFは基本的にJPEGよりも高品質な画像を保存でき、JPGファイルサイズの半分だけを占めるため、ストレージスペースを節約できます。

HEICファイルはAppleデバイスのデフォルトの画像形式のため、Macでは簡単に開くことができます。ファイルを右クリックして「プレビューで開く」を選択すると、プレビュープログラムでファイルが起動します。しかし、Windows OSを含む多くのデバイスやプラットフォームはこのフォーマットをサポートしません。例えば、WindowsでPhotoshopでHEICファイルを開くことができません。

幸いなことに、WindowsパソコンでHEICファイルを見られる方法があります。

Windows 11、10ユーザーの場合、HEIC画像拡張機能をインストールすることで、HEIC画像を確認することができます。

Windows 8、7ユーザーの場合、HEICファイル拡張子はサポートされていませんが、HEICをJPGまたはPNGに変換することができます。

次に、WindowsでHEICサポートを追加する手順と、Windows 11、10、8、7でHEICファイルをJPGまたはPNGに変換する手順を説明します。では、始めましょう。

HEIF画像拡張機能｜Windows 11/10でHEICファイルの開き方

Windows 10バージョン1809以降をインストールしているユーザーは、HEICコーデックをインストールすることで、HEICファイルを開くことができるようになります。

検索ボックスに「winver」と入力し、Enterキーを押すと確認することができます。バージョンが1809以前の場合はアップデートしていただくと、HEICコーデックがインストールできなくなります。または、代わりにHEICをJPG/PNGに変換することを選択することもできます。

HEIC Windowsコーデックをインストールする方法

ブラウザを開き、HEIF画像拡張機能のページにアクセス＞「入手」をクリックしてダウンロードし、コンピュータにインストールします。

拡張機能をインストールすると、ファイルエクスプローラーにHEIC画像のサムネイルが表示されることがわかります。画像をダブルクリックすると、写真アプリで開くことができます。

HEICをJPG/PNGに変換｜Windows 11/10でHEICファイルの開き方

Windows 11、10のコーデックではHEICファイルを開くことができますが、画像はHEIC形式のままです。写真を共有したり、画像処理ツールを介して編集したりしたい場合は、JPGやPNGのようなより広くサポートされている画像形式に変換することをお勧めします。

実際、お力になれるオンラインHEIC変換ツールじゃ多くあります。しかし、写真はインタネットにアップロードされ、プライバシー漏洩のリスクがあります。さらに、変換する写真がたくさんある場合、かなり時間がかかるため、オフラインツールの方が速いです。

Windows PCでHEICファイルをJPG/PNGに変換する方法

FoneToolはWindows 11、10、8、7ユーザー向けのiOSデータ管理ツールです。データのバックアップと転送のほかに、HEIC変換なあどの便利なツールも提供します。

優れたHEIC変換機能：
◆ ファイル形式を選択可能：JPG、JPEG以外、HEIC画像をPNGに変換することがもできます。
◆ バッチ変換：HEICファイルをバッチ変換できるため、貴重な時間を節約できます。
◆ 高い写真品質：画質を劣化させず、Exif情報も保持します。
◆ 写真流出のリスクなし：変換はローカルで行われ、写真はお使いのパソコンにのみ表示されます。

HEIC画像をドラッグ＆ドロップするだけで、変換を開始できます。今すぐこのツールをPCにダウンロードし、変換を開始しましょう。

WindowsパソコンでHEICファイルをJPG/JPEG/PNGに変換する手順

ステップ 1. FoneToolを実行します。

ステップ 2. ホーム画面で、「共通ツール」の下にある「HEIC変換ツール」をクリックします。

ステップ 3. 必要な写真をドラッグするか、「写真を追加」をクリックして、HEIC画像を選択します。

ステップ 4. 写真の形式で.JPG/.JPEG/.PNGを選択＞写真の画質と変換速度を選択＞写真の保存先を選択します。

ステップ 5. すべてOKなら、「変換開始」をクリックします。

変換が完了した後、「ファイルビュー」をクリックして、写真を確認することができます。

iPhoneでHEICファイルをJPG/PNGに変換する方法

USBケーブルを利用して、iPhoneからパソコンに写真を転送する際、自動的にJPEG形式に変換するよう設定することも可能です。

パソコン転送時、画像をJPEG形式に自動変換する設定のやり方

ステップ 1. iPhoneの「設定」から「写真」を選択します。

ステップ 2. 画面一番下の「MACまたはPCに転送」を「自動」に設定します。

これでUSBケーブルを用いた転送時には、自動的にJPEG形式に変換されるようになります。 一度設定してしまえば都度パソコンでHEIC/HEIF形式を変換する必要がなくなるので便利です。

HEICファイルに関するよくある質問

＃1：iPhoneで撮った写真をJPEG形式で保存する方法

iPhoneで撮った写真を最初からJPEG形式で保存する方法もあります。毎回JPEGに変換するのが煩わしい、という人はこの設定をしておきましょう。

iPhoneで撮った写真をJPEG形式で保存する方法

ステップ 1. iPhoneの「設定」から「カメラ」を選択します。

ステップ 2. 「フォーマット」を選択します。

ステップ 3. 「互換性優先」を選択して設定完了です。この状態で写真を撮るとJPEG形式で保存されます。

＃2：HEICファイルのメリットとデメリット

HEICファイル形式には固有のメリットがありますが、デメリットも存在します。この形式を使用するかしないかは、必要な機能によるでしょう。HEIC形式の主なメリットとデメリットは以下のとおりです。

HEICファイルは、高効率で高品質な画像を提供する一方で、互換性の問題や変換の手間があるため、使用環境に応じて利点と欠点を考慮する必要があります。

まとめ

以上、Windows 11/10パソコンでHEICファイルの開き方についてご紹介しました。

• Windows 10バージョン1809以降をインストールしているユーザーは、HEICコーデックをインストールし、写真アプリからHEIC画像を開くことができます。
• Windows 11、10、8、7のいずれでも、FoneTool HEIC変換ツール経由でHEIC画像をJPG、JPEG、PNGに変換して、他のプラットフォームに共有したり、編集したりすることを選択できます。

また、FoneToolはHEIC変換ツールでありながら、iPhoneデータをバックアップおよび転送するソフトでもあります。例えば、iPhoneの写真をパソコンに転送したい時はFoneToolの転送機能を利用できます。