【徹底解説】iTunesバックアップの保存先を外付けHDDに変更する方法

iTunesは常にiPhoneバックアップという大容量フォルダをCドライブに保存しますが、これは複数のバックアップファイルを保存するのに適していません。iTunesバックアップを外付けHDDに移動する方法については、この文章をお読みください。

By @Zoe 更新日2024年11月13日

iTunesバックアップの保存先を外付けHDDに変更したいか?

 

iPhoneのバックアップを外付けHDDに保存したい

iTunesの保存先を外付けHDDに移行する方法の記事を拝見し、その通りに実行したところライブラリの曲やプレイリストに問題はなく、再生もできました。iPhoneのバックアップをiTunesに保存したいのですが、バックアップデータも外付けに保存されると考えてよいでしょうか?

- Apple コミュニティからの質問

情報技術の相互作用が増えるにつれ、データ情報が何らかの原因で破損したり、消えたりする状況も多くなって、人々はファイルをバックアップすることの重要性を知るようになりました。

大切なファイルを守るために、iTunesを使用してiPhoneをPCにバックアップすることができますが、それでも安心していないなら、iPhoneを外付けHDDにバックアップすることができます。ここではその方法について詳しく説明します。

iTunesバックアップの保存先を外付けHDDに変更する方法

iTunesはUSBでiPhoneをPCにバックアップするのにとても役立ちますが、iTunesバックアップに含まれる内容と、iTunesバックアップを外部HDDに保存する方法を知っておく必要があります。

iTunesは非常に厳しく、バックアップのデフォルトパスを変更するボタンを見つけることができませんでした。それは常にCドライブに保存されているからです。しかし、起動ドライブがいっぱいになり、コンピュータの性能に影響を与えかねます。実際、iTunesのバックアップの場所を変更する方法は一つあります。

iTunesのバックアップ保存先を確認していきましょう!

【Windows】iTunesのバックアップ保存先を確認する

Windowsの場合、iTunesバックアップの保存先には、エクスプローラーからアクセスできます。バックアップフォルダのアクセス方法は、以下のとおりです。

ステップ 1. エクスプローラを開きます。

ステップ 2. 「表示」>「隠しファイル」にチェックを入れます。

ステップ 3. 以下の順番でフォルダをたどり、バックアップフォルダにアクセスします。

  • Windows 11/10/8:「C:\Users\[PC name]\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup」
  • Windows 7:「C:\Users\[PC name]\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup」
  • Microsoft Store版の場合:「C:\Users\[user name]\Apple\MobileSync\Backup」

【Mac】iTunesのバックアップ保存先を確認する

Macの場合、iTunesバックアップの保存先には、Finderからアクセスできます。バックアップフォルダのアクセス方法は、以下のとおりです。

ステップ 1. Finderを開き、メニューバーの「移動」をクリックします。

ステップ 2. 「オプション」キーを押しながら、「ライブラリ」をクリックします。

ステップ 3. Finderの「MobileSync」>「Backup」をクリックし、バックアップフォルダにアクセスします。

【Windows向け】iTunesバックアップの保存先を外付けHDDに変更する

Windows PCでiTunesを実行する場合は、Windowsのルールに従わなければならないので、「mklink /d」コマンドを使ってデフォルトのバックアップの場所を変更することができます。

具体的な移動方法に入る前に、まず知っておきたいことをお伝えします。
iTunesのバックアップ場所を変更すると、以前のバックアップが失われる可能性があります。もちろん、以前のバックアップを別のパーティションにカットすることはできますが、新しい保存先に移動した後は利用できなくなる可能性もあります。

ステップ 1. 外付けHDDをコンピュータに接続します。

ステップ 2. Backupフォルダ内のすべてのファイルを削除し、外付けHDDにMobileSyncという空のフォルダを作成します。

ステップ 3. Windowsの検索バーにCMDと入力し、CMD.exeを開きます。

ステップ 4. mklink /J “C:\Users\[PC name]\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup” “E:\MobileSync” と入力しEnterを押します。ドライバの文字はお好みでよいです。

【Mac向け】Finderバックアップの保存先を外付けHDDに変更する

Macの場合、Finderのバックアップ先の変更は、「ターミナル」というツールで行います。バックアップ先の変更手順は、以下のとおりです。

ステップ 1. 外付けHDDをMacと接続します。Finderを開き、バックアップを保存したい外付けHDDに新しいフォルダを作成します。

ステップ 2. 既存の「Backup」フォルダを新しく作ったフォルダにドラッグ&ドロップで移動します。

ステップ 3. 「Command」キーと「スペース」キーを押し、ターミナルを検索して開きます。または、「Finder」→「アプリケーション」→「ユーティリティー」→「ターミナル」に移動します。

ステップ 4.  ターミナルを開くと下のような画面が表示されます。末尾のドルマーク($)の後ろに「ln -s 」のコマンドを入力します。

ステップ 5. Finderで先で作成したフォルダを開き、ターミナルへドラッグ&ドロップします。すると、「ln -s 」の後に自動的に「/volumes/Media/ backup/Backup」と書き込まれます。

ステップ 6. 続きに「/Users/ユーザー名/Library/Application\ Support/MobileSync」の文字列を入力します(「ユーザー名」の部分を、自分のユーザー名に変更してください)。そして、「Enter」キーを押して完了です。

iTunes/FinderでiPhoneを外付けHDDにバックアップする

保存先の変更に成功したら、iTunesでiPhoneを外付けHDDにバックアップする作業を開始します。

ステップ 1. 外付けHDDを接続します。iPhoneをUSBでパソコンに接続し、「信頼」をタップします。

ステップ 2. iTunesの左上にある電話型のボタンをクリックし、サイドバーの「概要」をクリックします。

ステップ 3. 「今すぐバックアップ」をクリックし、手動バックアップを開始します。

☛ヒント:
コンピュータに保存されたバックアップを暗号化にしたい場合は、「iPhoneバックアップを暗号化」を選択します。暗号化されたバックアップはロックアイコンとして表示され、そのバックアップから復元するためにはパスワードが必要です。
iTunesのバックアップファイルはプレビューすることができないです。また、Appleはユーザーがバックアップフォルダ内のファイルを追加、削除、変更しないことをお勧めします。もし、このプロセスが複雑だと思われる場合は、次のセクションでiTunesを使わずにiPhoneをバックアップする方法をご覧ください。

おまけ:iPhoneを外付けHDDに直接バックアップする方法

実際には、プロのiPhoneバックアップソフトーFoneToolは、iPhoneを外付けHDDに直接バックアップするのに役立ちます。FoneToolを使用すると、写真、連絡先、音楽、動画、メッセージなど、iPhoneを外付けHDDに直接バックアップできます。

また、FoneToolは、シンプルなペインでiPhoneを簡単にバックアップおよび復元できます。優れたエクスペリエンスを提供し、ユーザーのニーズに合わせて柔軟に選択でき、広告なしで完全無料でご利用いただけます。

プロのiOSデータバックアップソフト

この強力なiPhoneデータ管理ツールは、iCloudやiTunesを使わずにiPhoneをバックアップする最良の方法です。

  • ファイルのプレビューと選択:iPhoneをバックアップまたは復元する時はいつでも、ファイルをプレビューして、必要なものを選択できます。
  • バックアップ先変更可能:バックアップ先を簡単に変更して、複雑なコードなしでiPhoneを外付けHDDに直接バックアップできます。
  • マルチ機能:バックアップ以外、データ転送機能もあります。
  • 幅広い互換性:iPhone 4から最新のiPhone 16までのほとんどのiPhoneモデルをサポートし、最新のiOS 18と完全に互換性があります。

iPhoneを外付けHDDにバックアップするには:

ステップ 1. FoneToolを無料でダウンロードし、外付けHDDをコンピューターに接続します。iPhoneをUSBケーブルでコンピューターに接続し、「信頼」をタップします。

ステップ 2. FoneToolを起動し、ツールバーの「データバックアップ」>「個別バックアップ」をクリックします。バックアップするデータの種類をクリックしてデータをプレビューします。必要なデータを選択したら、「確認」をクリックして戻ります。

ステップ 3. 「バックアップストレージパス」でバックアップの保存先を外付けHDDに変更し、「バックアップ開始」をクリックします。

ヒント:
「バックアップ管理」で検索のアイコンをクリックして、PCでバックアップを表示・ビューできます。
このバックアップからiPhoneを復元するには、復元のアイコンを選択する必要があります。
このiPhoneバックアップは別のコンピューターで使用することもできます。

iTunesバックアップに関するよくある質問

#1:iTunesバックアップを外付けHDDに移動する方法は?

以下の方法で特に支障はないと思いますが、念の為iTunesライブラリあるいはシステム全体のバックアップは事前に確保しておいてください。

ステップ 1. 外付けHDDをパソコンに接続します。外付けHDDに十分な空き容量があることを確認してください。

ステップ 2. iTunesアプリを起動し、メニューから「ファイル」>「ライブラリ」>「ライブラリを整理...」と選択し、「ファイルを統合」をオンにして「OK」をクリックします。

ステップ 3. iTunesフォルダ全体を外付けHDDにコピーします。

ステップ 4. iTunesフォルダのコピーが完了したら、外付けHDDをパソコンから外します。これでiTunesライブラリのバックアップが完了しました。

#2:外付けHDDがiTunesに反映されない?

OSを再インストールしたということで、以前の設定が消えたかもしれません。 iTunesを立ち上げ、「ファイル」メニューをクリックし、「フォルダをライブラリに追加」をクリックすると「フォルダの参照」という画面で、「外付けHDDのiTunes Media」を指定すれば、画面上に一覧表示されるようになるはずです。

結論

以上、iTunesバックアップの保存先を外付けHDDに変更する方法について解説しました。確かに、WindowsコマンドやMacの「ターミナル」を使用してiTunes/Finderバックアップの保存先を外付けHDDに変更することもできますが、FoneToolの方がはるかに便利です。

FoneToolを利用すれば、直接iPhoneのデータを外付けHDDにバックアップすることができます。それに、FoneToolは、完全無料であり、写真、動画、音楽、連絡先、メッセージなどのデータをプレビューしてを外付けHDDにバックアップすることもできます。もちろん、iPhoneの音楽などのデータをUSBメモリーに移すことも可能です。

もしこの記事がお役に立てれば、ぜひお友達や同僚と共有してください。