1台のiPhone/iPadで2つ以上のiCloudアカウントを切り替えたいですか?このガイドでは、それが可能かどうか、そしてその方法について説明します。
一つのiPhoneで複数のiCloudをいれることが可能と知ったのですが、iPhone内にあるLINEやゲームなどはどうなるのでしょうか。全く別のものになるのでしょうか。
- Yahoo知恵袋からの質問
iCloudは、Appleが提供するクラウドベースのサービスで、ユーザーがデータをAppleデバイス間でシームレスに保存・同期できる重要な機能です。通常、各iPhoneやiPadには1つのiCloudアカウントが紐づけられますが、複数のiCloudアカウントを同じデバイスで利用したい場合もあります。
通常、iOSデバイスは1つのiCloudアカウントのみ対応しています。そのため、複数のメールアカウントは追加できますが、iCloudアカウント自体は1つに制限されています。しかし、個人用と仕事用のアカウントを使い分けたり、家族とデバイスを共有したりする場合、複数のiCloudアカウントを管理する必要があるシーンもあります。
本記事では、1台のiPhoneやiPadで2つのiCloudアカウントを持つ方法について、設定手順やデータ転送方法も含めて詳しく解説します。
iOSには複数のiCloudアカウントを同時に追加する方法はありませんが、以下の2つの代替手段があります。
複数のiCloudアカウントのデータにアクセスしたい場合、各iCloudアカウントごとに別々のメールアカウントをデバイスに設定することで、バックアップや写真などの主要なiCloudサービスに影響を与えずに管理できます。
ステップ 1. iPhone/iPadで「設定」>「メール」を開きます。
ステップ 2. 「アカウント」を選択>「アカウントを追加」を選択>画面の指示に従って他のiCloudメールアカウントを追加します。
ステップ 3. 「設定」>「メール」>デフォルトアカウントで新規メールのデフォルトアカウントを選択可能します。
この方法では、1つのiCloudアカウントにログインし、プライベートブラウジングセッションを利用して2つ目のアカウントにアクセスします。プライベートブラウズは、メインiCloudアカウントとは別に閲覧履歴やキャッシュを管理します。
ステップ 1. iPhone/iPadでSafariアプリを開く>右下のタブアイコンをタップ>「プライベート」を選択します。
ステップ 2. プライベートブラウズでiCloud.comにアクセスし、2つ目のiCloudアカウントの認証情報でログインします。
複数のiCloudアカウントを1台のiPhoneで使う場合、データが異なるiCloudアカウントに分かれていることが煩わしい場合があります。そこで、データ転送に便利なFoneToolというツールを使用して、写真や連絡先、メモ、ビデオ、iCloud Driveのファイルを別のiCloudアカウントへ同期できます。
ステップ 1. FoneToolをコンピュータにダウンロードし、USBケーブルでiCloud ID AにサインインしているiPhoneと接続します。
ステップ 2. FoneToolを起動し、「ツールボックス」>「マイiCloud」を選ます。
ステップ 3. iCloudにログインし、「iCloud同期」をクリックします。
ステップ 4. 「同期開始」をクリックして、2台のiCloudアカウント間でデータを同期できます。
FoneToolにはiCloud管理機能もあり、写真や連絡先、メモ、ビデオ、iCloud Driveのファイルをパソコンにダウンロードしたり、アップロードしたりできます。
iOSデバイスは1つのiCloudアカウントに最適化されていますが、さまざまな方法を使って1台のiPhone/iPadで複数のiCloudアカウントを切り替えることが可能です。デバイス共有や異なるApple IDの利用を考えている方は、ぜひこのガイドを活用し、他の方にもシェアしてください。