iCloudを解約・ダウングレードしたら写真などのデータは消えるのか？

iCloudを解約したら写真などのデータは消えるのか？

iCloudを解約するという行為は、多くのユーザーにとって重要な決断です。その際に気になるのは、解約に伴うデータの扱いや消失の可能性です。写真や重要なドキュメント、連絡先などのデータが失われるのではないかという不安は、多くの人が抱える心配事です。

▶ iCloudは便利なクラウドストレージですが、解約に際しては慎重になる必要があります。解約のプロセスや影響について知っておくことは、大切なデータを保護するために不可欠です。

▶ iCloudはAppleが提供するクラウドサービスであり、解約するとサービスの利用が停止されます。この際、一部のデータは一定期間（通常数日から数週間）保持されることがありますが、解約後にデータが永久に削除される可能性があります。

▶ そのため、解約によるデータ消失のリスクを最小限に抑えるためには、事前の準備とデータの適切な保管が重要です。解約前にデータのバックアップを行い、重要な情報を安全な場所に移行することで、データの損失を回避できる可能性が高まります。

データ保護は多くの人にとって重要なテーマであり、iCloud解約に伴うデータ消失のリスクはその関心事です。この記事では、iCloudをダウングレード・解約したら、データはどうなるか、解約によるデータの消失を避けるための方法や、解約後の対処法について詳しく解説します。安心してiCloudの解約手続きを行えるよう、不安を解消する情報を提供します。

iCloudを解約・ダウングレードしたら、データはどうなる？

iCloudのストレージプランをダウングレードまたは解約した場合、データにどのような影響があるかについて以下に説明します。

1. iCloud+を解約する場合、データへの影響

iCloudのストレージプランを完全に解約する場合、つまり無料の5GBプランに戻す場合、以下のような影響があります。

データは削除されない：解約後もデータはすぐに削除されませんが、無料プランの5GBを超えるデータがiCloudに保存され続ける場合は、新たなデータのアップロードや同期は行われません。

データの管理：新しいデータをiCloudに保存することができなくなるため、iCloudに保存されているデータを減らすか、必要なデータをローカルにダウンロードして保存する必要があります。

iCloudの機能制限：iCloudのバックアップや写真ライブラリの同期など、いくつかの機能が制限される可能性があります。

Appleは一般的にデータの保持には配慮しており、ダウングレードやキャンセル後も一定期間、データを保持することがありますが、特定のストレージ容量や期間の制限がある場合もあります。iCloudの利用状況やプランによって詳細は異なりますので、変更を行う前に大切なデータをバックアップしたほうがいいと思います。

2. iCloud+をダウングレードする場合、データへの影響

iCloudのストレージプランをダウングレードする場合、例えば50GBから5GBに変更すると、ダウングレード後の新しいプランの容量を超えてデータが保存されている場合、以下のような影響があります。

データは削除されない：Appleは即座にデータを削除することはありませんが、新しいプランの容量を超えた分はiCloudに保存され続けます。ただし、追加のデータのアップロードや同期は行われなくなります。

データの管理：新しいストレージプランに収まるようにデータを削減する必要があります。例えば、写真やビデオを削除する、ファイルをローカルに保存するなどの対策を取る必要があります。

iCloudの機能制限：iCloudの機能（例：iCloudバックアップ、iCloud Drive、写真ライブラリの同期など）が制限される場合があります。

iCloudを解約・ダウングレードする方法

続いて、iCloud+プランをダウングレードまたは解約する方法を解説していきます。

iPhone、iPadでiCloud+プランをダウングレードまたは解約する方法

ステップ 1. 「設定」＞「ユーザー名」＞「iCloud」を順にタップします。

ステップ 2. 「ストレージを管理」＞「ストレージプランを変更」をタップします。

ステップ 3. 「ダウングレードオプション」をタップして、Apple IDのパスワードを入力します。

ステップ 4. iCloud+を解約するには、無料の5GBのプランを選択します。プランをダウングレードするには、新しい容量のプランを選択します。

ステップ 5. 「完了」をタップします。「完了」をタップできない場合は、iCloud+プランを利用しているのと同じApple IDでサインインしているか確かめてください。また、別のデバイスで上記の手順を試してみると、うまくいく場合もあります。

iCloud+プランをダウングレードまたは解約した場合、ストレージ容量が変わるタイミングは、現行のサブスクリプションの請求期間が終わった後になります。

MacでiCloud+プランをダウングレードまたは解約する方法

ステップ 1. Appleメニュー＞「システム設定」の順に選択します。macOS Monterey以前では、Appleメニュー＞「システム環境設定」の順に選択します。

ステップ 2. 「Apple ID」をクリック＞「iCloud」をクリック＞「管理」をクリック＞「ストレージプランを変更」をクリックします。

ステップ 3. 「ダウングレードオプション」をクリック＞Apple IDのパスワードの入力を求められた場合は入力し、「管理」をクリックします。別のプランを選択します。

• プランをダウングレードするには、新しい容量のプランを選択します。
• iCloud+を解約するには、無料の5GBのプランを選択します。

ステップ 4. 「完了」をクリックします。

WindowsパソコンでiCloud+プランをダウングレードまたは解約する方法

ステップ 1. Windows用iCloudを開きます。「管理」をクリック＞「ストレージプランを変更」をクリックします。

ステップ 2. 「ダウングレードオプション」をクリックします。

ステップ 3. Apple IDのパスワードを入力して、「管理」をクリックします。別のプランを選択します。

• プランをダウングレードするには、新しい容量のプランを選択します。
• iCloud+を解約するには、無料の5 GBのプランを選択します。

ステップ 4. 「完了」をクリックします。

iCloudの解約・ダウングレードによるデータ消失を防ぐ方法

データ消失を防ぐために、iCloud解約前にiPhone/iPadデータのバックアップを行ておきましょう。プロのバックアップおよび転送ツール-FoneToolは大いにお役に立ちます。

FoneToolはAppleデバイス用の無料でプロのバックアップソフトで、写真、ビデオ、音楽、メッセージ、ゲームデータ、連絡先などのようなのデータをiPhone/iPad/iPod Touchからパソコン/外付けHDDにバックアップすることができます。また、FoneToolはiPhoneの完全バックアップも作成できます。

FoneToolを使ってiPhoneをバックアップする方法は次の通りです。

iPhone/iPad/iPod Touchを個別バックアップする

ステップ 1. FoneToolを開いて、ケーブルを介してiPhoneをコンピュータに接続します。

ステップ 2. 「データバックアップ」を選択＞「個別バックアップ」に移動します。

ステップ 3. バックアップしたいファイルを選択（ファイルをプレビューしてバックアップしたいファイルを選択するには、アイコンをクリックできます）＞ストレージパスを選択＞最後に、バックアップを開始します。

iPhone/iPad/iPod Touchを完全バックアップする

ステップ 1. FoneToolをダウンロードし、インストールします。その後、USBケーブルでiPhoneをPCに接続します。

ステップ 2. FoneToolを起動し、左メニューバーの「データバックアップ」を選択し、「完全バックアップ」の下の「バックアップ開始」をクリックします。

ステップ 3. バックアップの保存場所を選択するために、バックアップ暗号化を有効にし、「バックアップストレージパス」をクリックし、「バックアップ開始」をクリックしてバックアップを実行します。

バックアップが完了したら、「バックアップ管理」を選択してiPhoneのバックアップを表示、復元、削除できます。もしiCloudを解約した後写真などのデータが消えていても、このバックアップから復元することができます。

結論

では、iCloudを解約・ダウングレードしたら写真などのデータは消えるのか？この記事を読んでよくわたっかと思います。iCloudを解約するとデータが消えるか否かは、Appleのポリシーに依存します。解約後はデータの保持期間があるものの、その後は消失する可能性があります。

iCloud解約後のデータ消失を防ぐために、データ保護のためには準備と対策が必要です。大切なデータを失わないために、解約前にバックアップを取得し、安全な場所に保存してください。データの消失リスクを理解し、迅速な対応を心がけましょう。